公立西知多看護専門学校は、昭和62年に知多市民病院をはじめとして、地域の看護師の確保および資質の向上を図ることを目的に開校した知多市立看護専門学校を前身としています。平成27年5月に開院した公立西知多総合病院をはじめとして、地域医療に貢献できる看護師を育成するために平成26年4月に開校しました。東海市と知多市で運営する公立の専門学校です。
【開校までの経緯】
昭和61年 4月21日:工事着手
11月30日:竣工
昭和62年 2月13日:厚生省「看護婦養成所」の指定
3月20日:愛知県教育委員会「専修学校」の認可
4月 9日:開校
平成26年 3月31日:知多市立看護専門学校閉校
4月 1日:公立西知多看護専門学校開校
本校は西知多医療圏を基盤として保健医療福祉分野で活躍できる人材の育成を目的とします。即ち、看護に関する基礎的な知識を養い、基本的な技術の熟達を図り、人間としての成長を促し、道徳的・倫理的な価値観を基に看護を実践することで、地域の保健医療福祉に貢献する人材を育成することを使命とします。
気づき、考え、協働する看護の専門職を育成する。
上記の使命および教育理念に基づく教育を実践するために、当校では以下のような学生を求めます。
・ひとに対する関心や思いやりのこころを持つことができる人
・看護を学ぶ上で必要な基礎学力を有する人
・自ら学ぶことができる人
・自らを振り返り、前を向いて進むことができる人
・社会の常識やマナーを身に付け、責任ある行動がとれる人
社会人基礎力と「正しさ」を守る力を高め、看護の基礎的知識および技術を習得し、地域の保健医療福祉分野で活躍できる看護師を育てることを目的としています。
学科は「看護学科」、修業年限は「3年」、定員は1学年「30名」です。
1.「看護を考える基盤となる力」:人間を身体的・心理的・社会的側面から成る統合体であり、生活者として捉えることができる。
1)統合体として人間を理解する力
2)看護を展開するための基礎力
2.「前に踏み出す力」:主体的に行動し、看護を実践することができる。
1)主体性
2)働きかけ力
3)実行力
3.「考え抜く力」:対象の課題を明確にし、創造的に解決策を考えることができる。
1)課題発見力
2)計画力
3)創造力
4.「チームで働く力」:看護の役割と責任を担うため、チームの一員として協働することができる。
1)発信力
2)傾聴力
3)柔軟性
4)情況把握力
5)規律性
6)ストレスコントロール力
5.「「正しさ」を守る力」:生命の尊厳と対象の人権を尊重することができ る態度を有している。
敷地面積:3,563.74m2
建物概要:構造=鉄筋コンクリート 建築面積=1,882.524m2
延べ床面積=3,176.993m2
公立西知多総合病院 資生会八事病院 知多市保健センター
東海市保健福祉センター 知多市在宅ケアセンター 他
本校では、学年間の交流の場として、また、生徒と教員が共に活動する場として「春の遠足」「スポーツ大会」などを実施しています。
卒業後に取得できる資格は次のとおりです。
(1)看護師国家試験受験資格
(2)保健師や助産師になる学校への受験資格
(3)看護系大学編入試験受験資格(3年次)
(4)専門士(医療専門課程)資格
看護師国家試験合格率 R3:100%、R4:100%、R5:96%
主な就職先:公立西知多総合病院 八事病院 など
入学金:80,000円
授業料:年間180,000円
その他実習衣等(初年度):約15万円
テキスト代等(3年間分):約20万円
その他、交通費等が必要です。
本校の奨学金制度には、西知多医療厚生組合看護師等修学資金貸与制度、日本学生支援機構の奨学金制度があります。
西知多医療厚生組合看護師等修学資金貸与制度:西知多医療厚生組合独自のもので、修学試験に合格すると入学時に6万円、毎月3万円の修学資金を受けることができます。しかも、この制度では、本校を卒業した後、直ちに公立西知多総合病院に勤務し(職員採用試験に合格)、かつ、看護師等の免許を取得した後、3年間勤務すると弁済が免除されます。
日本学生支援機構(https://www.jasso.go.jp/)の奨学金制度:世帯収入や扶養人数などの一定の要件を満たす方は日本学生支援機構の貸与型及び給付型の奨学金制度が利用できます。また、給付型奨学金の支給を受けている方は原則として入学金や授業料の一部減免を受けることができます。