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校長談話Principal Statement

「看護師としての思い出~Part7~」

とても久しぶりに看護師としての思い出を書くことにしました。今回で私がこの校長談話を書き始めて43回目なのですが、振り返ってみると看護師としての思い出についてが6回とは少なすぎる!と思ったからです。今回は、比較的新しい思い出について書こうと思います。
Dさんとの出会いは、外科病棟に勤務しているときでした。手術をされたDさんは、術後の痛みがひどく、動くことがとても辛そうでした。しかし、手術後はできるだけ早く起き上がり、動くことが、その後の回復にとって必要なことであることも十分理解されていました。ある時、手術後数日のDさんからナースコールがありました。ナースコールにでた看護師から「宮原さん(私の旧姓です)に来てほしいって言われています。」と伝えられました。私は「何だろう?今日は受持ちじゃないけど、何かあったのかな?」と思いながら病室を訪れました。そうするとDさんは、痛みで顔をゆがめながら、「お~来てくれた。これで起き上がれる!」と言いました。私は、どういう意味なのかよく分からないまま、起き上がる手助けをして、トイレまで付き添いました。トイレが終わったというナースコールの時も「宮原さん、お願いします」と言われていると他の看護師から聞きました。「どうしてかなぁ」と思いながら、トイレに行き、部屋まで戻り、ベッドに横になるまで手助けしました。
その後もこの「指名」は続きました。痛みが和らいだころには、この「指名」はなくなりました。Dさん曰く、「安心するから…」ということだったようです。私に会っていただいたことがある方は、お分かりだと思いますが、私は体格がよいため「安心感」があったようです。自分の身を任せてもよさそうだと思ってもらえることは看護師冥利につきるなぁと思ったものです。ですから、体型を気にして痩せようと努力し、体力・抵抗力がなくなっている学生を見つけると「看護師さんが患者さんに心配されるといけないからね。しっかり食べて、しっかり寝て、健康な身体でいることはとても大切なことだよ。」と話します。
そして、卒業生たちが多くの患者さんから、「看護師さん」ではなく、「○○さん」と呼んでもらえるような看護師になるように…といつも願っています。


              平成29年10月 公立西知多看護専門学校
                     校長 竹内(宮原)晴子