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校長談話Principal Statement

「体験レポート発表会」

先日、3年生の体験レポート発表会が行われました。体験レポートとは、臨地実習での様々な患者さんとの出会いと関わりを通しての経験から、学んだこと、これからの課題などを記述するものです。夏休み前より取り組み、国語表現法を教えて下さっている講師と私の二人が添削し、推敲し…を繰り返し、発表の日を迎えました。
例年のことですが、学生のレポート発表はとても感動的で、いつも自分が学生だった頃のことや新人看護師だった頃のことを思い出します。それは、学生の感じたこと、考えたことが実に素直にそして丁寧に語られるからだと思っています。今年度は、公立西知多総合病院の看護師さん、八事病院の看護師さんが大勢参加してくださいました。その方々も皆さん、口々におっしゃっていらっしゃった言葉が「今の気持ちを忘れないでほしい」ということです。
臨床の現場では、忙しさが際立ち、学生の頃のように患者さん一人ひとりにじっくりと向き合う時間を確保できないことも多く、「こんなはずではなかった」と自らの理想と、現実の狭間で葛藤することも十分予想されます。私自身もそういった経験を何度となくしてきました。しかし、時間は作ろうとしなければできないのです。1人で働いているわけではありませんから、「今日はこの患者さんとじっくりと向き合って話したい」と思った時には、チームでその時間をつくる努力をすれば良いと思うのです。そして、その時間を無駄にすることなく、その患者さんの今後の生活、人生の助けになるようにするのです。つまり、その後の看護に活かすことが重要なのです。
発表する姿も発表会を運営する姿も3年生らしい実に立派なものでした。その姿を見ながら、それぞれの看護師が自らの理想とする看護を実践することができるようなチーム、その一員として臨床で活躍する姿を想像していました。


             平成31年2月 公立西知多看護専門学校
                     校長 竹内(宮原)晴子