「本校の教育理念」
先日、学内で防災訓練が行われました。当日は、担任の先生がホームルームを行っているときに、地震と火災が発生する設定で実施しました。その後は、例年通り1年生が学内の消火器や消火栓の位置、危険な箇所の確認のためグループごとに校内を巡回しました。
今年は、昨年度の学生達からの意見を参考に消火器や消火栓に1文字ずつ文字をつけ、14か所すべての文字がそろい順序を変えていくと、次のミッションが出てくるように準備をしました。そしてそのミッションに従っていくと、最後は校長室でミッションを終了という、ゲーム感覚で校内を回ってもらいました。
学生たちは、なかなか校内のすべての消火器と消火栓を見つけられず、引率の教員からヒントをもらいながら、校長室までやってきました。最後のミッションは「本校の教育理念を述べよ」です。どのグループも声をそろえて言うことができ、教育理念を知るよい機会となりました。
本校の教育理念は「気づき、考え、協働する看護の専門職を育成する」です。新カリキュラムを構築するときに、誰もが理解しやすく、日々意識できるような表現にしたいと教員たちで話し合って決定しました。
「気づく」には、気づけるような目、「考える」には知識や経験、「協働する」にはコミュニケーション能力などが必要となります。これから学んでいく中で、それぞれが「気づき、考え、協働する」とはどんなことかを理解し、そして経験しながら成長していくことを願っています。
令和5年5月 公立西知多看護専門学校
校長 鰐部 貴久美