〒478-0017 愛知県知多市新知字七五三山1番地の2
TEL.0562-55-5700 FAX.0562-55-0413  
MAIL.kansen@nishichita-aichi.or.jp

令和5年度

「令和5年度が始まりました」
 学校周辺の桜が満開の中、令和5年度が始まりました。校長となって2年目を迎えます。昨年度は、前校長からバトンを受け、その責任の重さを感じる1年でした。そして私を支えてくれた教職員、元気をくれた学生たちに日々感謝する1年でもありました。
 COVID-19に翻弄された日々もようやく元の生活に戻りつつあります。3月に行われた卒業式は、いろいろな規制がある中で、3年間辛抱強くがんばった卒業生に、少しでも思い出に残るような卒業式にしたいと教職員で話し合い、学生たちの希望も聞き入れながら思い出に残る式を行うことができました。そんな卒業生たちからは、今年も「看護師国家試験、全員合格!」という大きなプレゼントをいただきました。9回生の皆さん、ありがとう。
 今年度は、新カリキュラムが始まり2年目となります。新2年生の授業ではより実践につながる演習など、新しい科目が始まります。現在、教員たちは、学び多い授業となるようチームで話し合いながら準備を進めています。
 そして新たに12回生の皆さんを迎えます。新入生の皆さん一人一人が新しい出会いを大切にし、同じ目標を持つ仲間として、ともに支え合えるようなクラスになることを願っています。教職員一同、みなさんの学習環境が快適になるよう整えつつ、学生生活を楽しく送ることができるよう努めていきたいと思います。今年度もよろしくお願いいたします。

令和5年4月 公立西知多看護専門学校
校長 鰐部 貴久美

「本校の教育理念」
 先日、学内で防災訓練が行われました。当日は、担任の先生がホームルームを行っているときに、地震と火災が発生する設定で実施しました。その後は、例年通り1年生が学内の消火器や消火栓の位置、危険な箇所の確認のためグループごとに校内を巡回しました。
 今年は、昨年度の学生達からの意見を参考に消火器や消火栓に1文字ずつ文字をつけ、14か所すべての文字がそろい順序を変えていくと、次のミッションが出てくるように準備をしました。そしてそのミッションに従っていくと、最後は校長室でミッションを終了という、ゲーム感覚で校内を回ってもらいました。
 学生たちは、なかなか校内のすべての消火器と消火栓を見つけられず、引率の教員からヒントをもらいながら、校長室までやってきました。最後のミッションは「本校の教育理念を述べよ」です。どのグループも声をそろえて言うことができ、教育理念を知るよい機会となりました。
本校の教育理念は「気づき、考え、協働する看護の専門職を育成する」です。新カリキュラムを構築するときに、誰もが理解しやすく、日々意識できるような表現にしたいと教員たちで話し合って決定しました。
 「気づく」には、気づけるような目、「考える」には知識や経験、「協働する」にはコミュニケーション能力などが必要となります。これから学んでいく中で、それぞれが「気づき、考え、協働する」とはどんなことかを理解し、そして経験しながら成長していくことを願っています。

令和5年5月 公立西知多看護専門学校
校長 鰐部 貴久美


「ここらぐルーム」

 本校には、月に2回ほど「こころの相談室」としてカウンセラーの先生が来ます。対人関係や学習面などの悩みごとを話したり、相談したりできる存在です。
 昨年度から、ご縁があり看護師でありながら公認心理師の資格を持った先生が来てくださっています。先生は看護師でもあるため、より看護学生ならではの学習や実習などの悩みや躓いたときに心の支えになってくださっています。時には、私たち教員の学生への関わりの悩みについても相談にのってくださり、本校にとって心強い、そして大変頼りがいのある先生です。
 相談日には、学生たちが気軽に足を運んで先生とお話ができるようにしたいと思い、年度初めには顔合わせを兼ねて、自治会行事へ参加していただき、コミュニケーションをとる機会を作ってきました。しかし、相談室を訪れるときは、悩みが深刻になっていたり、教員から勧められて相談室へ向かうことが多く、もう少し保健室のように気軽に行ける相談室にしたいと思っていました。
  ある日、学生から「こころの相談室って聞くと、心が病んだ人が行くところのイメージだ」と意見が出ました。そこで、親しみのあるネーミングを募集してみました。カウンセリングの先生の名前を使ったネーミングなど、多くの応募がありましたが、最終的に心が安らぐという意味合いを持った「ここらぐルーム」に決定しました。
 相談室のドアには、絵心のある教員がかわいらしいイラストで素敵な看板を作ってくれました。彼氏とうまくいっていない話をして、「なんてちっぽけなことで悩んでいたのだろう」と笑って相談室から出てきた人もいます。今後もちょっとした相談や雑談でもよいと思うので、学生たちが気軽に行けるような「ここらぐルーム」にしていきたいと思います。

令和5年6月 公立西知多看護専門学校
校長 鰐部 貴久美


「里帰りデー」

 毎年恒例の「里帰りデー」を6月12日に実施しました。今春卒業した卒業生が「ただいま~」と元気に来てくれました。ほとんどの卒業生が母体病院に就職していますが、新卒者の研修以外にはあまり顔を合わせることがないとのことで、玄関から久しぶりの再会を喜ぶ声が、聞こえてきました。
  昨年度と同様に近況報告を受けました。多くの卒業生が、自分が成長したと思うこととして「検温やケアなどが一人でできるようになってきた」と言っていました。
 本校に限らず、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、実習が臨地でできなかったり、途中で中断したりして、新人看護師の実践力の低下が言われるようになってきています。新人看護師を受け入れる病院や施設も新人教育をいろいろ工夫されていることでしょう。そして何よりも日々関わってくださる先輩看護師の温かい指導や支援が、成長や一つ一つの自信につながっていると感じました。
 働き始めて2か月を過ぎ、つらいことも経験したのではないかと思います。そんなことも話せる時間を作りたいと思っていましたが、迎えた教員たちが忙しく、ゆっくり話をする時間が取れなかったことが反省点です。 今後もつらくて話を聞いてほしいな、と思った時にはぜひ来てください。ちょっと勉強に図書室を利用したいとき、看護技術の練習をしたいときも気軽に学校に来てくださいね。
 そして里帰りデーに参加できるようご配慮いただいた就職先の皆様に感謝申し上げます。

令和5年7月 公立西知多看護専門学校
校長 鰐部 貴久美


「気づき、考えることを見守る」
 先日、久しぶりに1年生の看護技術の授業のお手伝いに入りました。その日は「事例を基に清潔保持に関する安全、安楽な援助」についての演習でした。学生へ提示された患者さんは、90歳の水谷ツヤ子様(仮称)で、右脳梗塞のため左半身麻痺(ヒップアップ可)があり、難聴のため耳元で大きめの声で話すことが必要な方でした。学生は、水谷さんに清潔を保持する看護援助とその手順を考え、実際に実施する授業でした。
 当日は、ほとんどの学生がおむつ内で尿失禁をしている水谷さんに、清拭(体ふき)と陰部洗浄、寝衣とおむつの交換が必要であると考えていました。そしてそれらの援助を負担がかからないよう配慮しながら安全に実施する方法を手順書に書いてきていました。
 私は、1つのグループを担当し一緒に考えながら演習をすすめていきました。「清拭」「陰部洗浄」「寝衣交換」というひとつひとつの看護技術は、すでに演習して学んでいるものの、それらを複合的に、そして左半身麻痺を意識しながら実施するための流れや方法を考えることは、1年生の学生にとっては難題となります。それぞれが考えてきた手順書を確認しているうちに、お湯の温度は冷めていき、患者役の学生からは「寒い」と訴えられてしまったり、緊張のあまり患者さんへの言葉がけの声が小さくなってしまい、「聞こえない」と言われてしまったり、とまさに悪戦苦闘している様子でした。そんな中でも、グループみんなで「よく考えたら、上の寝衣は、背中を拭いた後に着ていただけば、もっと体位変換の回数を減らせるかも」など、まさに「やってみて初めて気づく」という良い意見が出てきていました。
 それぞれが1回ずつしか経験できませんでしたが、やはり患者様へ安全で安楽な援助を提供するには、事前に手順や留意点を把握すること、実際に行ってみて、より良い方法へと修正していくことが大切であることを学んだことでしょう。
 学生たちが困っていると「こうすればいいのよ」と言いたくなったりもしましたが、「気づき、考える」ことを見守ることの大切さを改めて実感しました。そして一緒に考えながらの演習を通して、1年生の看護に対する新鮮な思いを感じることができ、楽しく貴重な時間となりました。

令和5年8月 公立西知多看護専門学校
校長 鰐部 貴久美

「今年もありがとうございました」
 8月11日にオープンキャンパスを行いました。今年もたくさんの方々にご参加いただくことができました。昨年度の参加者にご協力いただいたアンケート結果や、昨年度参加した1年生からの意見を基に各ブースの内容を検討し、今年は、できるだけ多くの時間を在校生とお話ができるようにしました。
 今年の1年生は足浴のブースを担当しました。「1年前、足を洗ってくれるって聞いてちょっと恥ずかしかったけれど、洗ってもらったら本当に気持ちよかった。だから今度は私がそんな気持ちにさせてあげたい」と言って、数日前から練習に来ている学生もいました。これまで学生たちは、授業でお互いに足浴をした経験しかありません。今回が初めて初対面の人に実施することになるため、緊張した様子で当日を迎えたようですが、練習の成果もあり、生き生きとした表情で学校生活について話をしながら足を洗っていました。
 私は、来校したご家族の対応をしながらその姿を見ていましたが、ご家族からも「4月に入学したばかりの学生さんたちが、こんなに成長しているなんて驚きました」という言葉をいただき、大変嬉しく感じました。足浴後に参加者の方々から学生たちへさっぱりとした表情で、お礼の言葉をいただきました。学生たちの「気持ちよさを感じていただきたい」という思いが通じたのでしょう。この経験は、学生たちにとっても嬉しく、達成感につながったと感じました。
 足を洗うことは難しい技術ではありませんが、相手が心地良いと感じる技術を提供するには、どんなことが大切かを学び、どうしたらより心地よくなるのかを考えながら練習することが必要です。オープンキャンパスは、これから受験を考える方々にとって本校について知っていただく機会となるとともに、在校生にとっても様々な看護技術を参加者へ説明しながら実践することで、もう一度復習する機会となり、コミュニケーション力の向上にもつながる良い機会となると改めて思いました。
  当日、ご参加いただいた方、そして協力してくれた在校生の皆さん、ありがとうございました。

令和5年9月 公立西知多看護専門学校
校長 鰐部 貴久美

「目指したい看護師像」
 3年課程の看護専門学校では、3年生の4月になると病院や施設の就職試験が始まります。そのため、本校では2年生の夏ごろより就職試験に向けて小論文や面接練習を始めています。
 今年も2年生に向けて初めての面接練習をしました。面接では、自己PRや事前に学生から提出された書類を基に志望動機・興味ある分野などについて質問をしていきました。その中でもほとんどの学生が「興味ある分野について」の回答に困っている様子でした。入学してから1年と数か月、そして実習もまだほとんど経験していない2年生にとって、どんな看護をしたいのか、自分のキャリア形成についてどう考えているのかなど、なかなか実感できないと思います。
  しかし、中には7月に実施された母体病院の就職説明会において卒業生たちからの説明を受け、DMAT(災害派遣医療チーム)に興味を持った人、認定看護師を目指したいという人もいました。就職説明会では、新卒の看護師として1年間経験したこと、認定看護師として目指したきっかけと現在の活動状況、子育てと両立しながら頑張っていることなどについて、それぞれ本校の卒業生たちが話してくれました。学生たちは、その姿から様々な刺激を受け、自分の将来像を思い描いたと思います。私も一緒にその説明会に参加していましたが、生き生きと話す卒業生たちの姿が頼もしく、そして輝いて見え、心から嬉しく思いました。
  今後も学生たちは母体病院の看護師からの講義や実習の経験から様々な刺激を受けることでしょう。そこから看護の素晴らしさを実感し、自分の興味ある分野が見つかる機会になっていくとよいと思います。年明けに再度、面接練習を実施する予定です。学生たちの“目指したい看護師像”が、より具体的になっていることを期待しています。

令和5年10月 公立西知多看護専門学校
校長 鰐部 貴久美

「ご来場ありがとうございました」
 10月28、29日に開催された知多市福祉フェスティバルの展示ブースと体験ブースに今年も出展させていただきました。
 今年は、幼児人形(本校では“たけしくん”の愛称で呼んでいます)に医療用の注射器を使って注射をする「たけしくんにちゅうしゃをしてみよう」を体験してもらうことにしました。なるべくリアリティを出すために医療用の針(留置針という柔らかい素材でできた針)をつけてみました。初めは、注射器を見ただけで怖がって近寄れなかった子も、今日は注射をされるのではなく、自分が注射する側となると興味を示して真剣な表情で「たけしくん」に注射していました。注射後もがんばった「たけしくん」にご褒美シールを貼って頭を撫でている姿が微笑ましく感じられました。
 昨年に引き続き、新生児(3000g)の人形を使った「あかちゃんを抱っこしよう」の体験も好評で、ぎこちない手つきで一生懸命おむつを替えてくれた子やこれからパパとママになるというご夫婦が、もうじき出会う我が子を想像しながら愛おしい様子でお人形を抱っこしている姿も素敵でした。
 そして会場には、卒業生たちも子連れでたくさん来てくれました。前身の知多市立看護専門学校の卒業生で、かれこれ20年ぶりに再会した方もいました。みんなそれぞれ子育てをしながら地域を支える看護師として頑張っている様子でした。長年、教員をしているとこんな再会が嬉しく、充実した2日間となりました。学校のブース来てくれたみんな、ありがとう。
 また、今年も1年生が、「暮らしの理解」の授業の一環として多くの来場者の方々から日頃の生活状況についてお話を聞かせていただきました。緊張して、初対面の方々に声をかけることが、なかなかできない様子でしたが、コミュニケーション力を培ううえでも、よい経験になったと思います。温かく対応してくださったことに感謝申し上げます。

令和5年11月 公立西知多看護専門学校
校長 鰐部 貴久美

「かわいらしいお客さま」
 先日かわいらしいお客様が来てくれました。本校の近くにあるSORA保育園のみなさんです。始めのお客様は0歳児クラスのみなさんでした。保育士の先生が押すベビーカーでお散歩しながら来て、広々とした体育館でのびのびと過ごしました。よちよちと歩く姿が、とてもかわいらしく、そんな姿を見た本校の学生たちの「かわいい!」の歓声にびっくりして泣き出してしまう子もいました。
 次はミニ遠足として3歳児クラスのみなさんが歩いてきてくれました。学校の中を歩いて探検し、終点では、“がいこつさん(骨格人形)”がお迎えしました。ちょっと怖くて近寄れない子もいましたが、みんな興味津々で見ていました。
 そして最後のお客様は4歳児クラスのみなさんです。同じように学校の中を探検しましたが、ちょうど授業中でしたので先生からの注意事項である“ありさんの声”で静かに廊下を歩くことができました。そして最後に出会った“がいこつさん”を見て「この骨は、ここの骨?」と自分の身体を指しながら聞いてくる子もいました。 保育園との事前調整において、子どもたちが怖がるかもしれないので“がいこつさん”に洋服を着せたほうがよいかと相談しましたが、先生方からは「子どもたちに、ぜひ身体に興味を持ってもらいたいので、そのままにしましょう」とお返事をいただきました。
 今回、子どもたちの興味津々の眼差しを見て、自分の身体に興味を持つよい機会になったと感じました。 かわいいお客様が帰るときには「ありがとうございました!」の元気な声が学内に響き渡りました。学生たち、そして教職員みんなが、心温まる“癒やし”をいただきました。また来てくださいね。

令和5年12月 公立西知多看護専門学校
校長 鰐部 貴久美

「2024年の始まり」
 新年あけましておめでとうございます。2024年がスタートしました。 昨年は、新型コロナウイルス感染症が5類感染症となり、世の中が元の生活に戻りつつあることを実感できた年となりました。
 本校におきましても学内においてマスクの着用は個人の判断とし、ようやく学生たちの元気あふれる笑顔が見られるようになりました。職員室の中では、学生は卒業時にどんな力を身につけているとよいのか、そのために私たちはどんな関わりをしていけばよいのかと日々教員たちが悩み、話し合っている姿がありました。そして教員たちからの要望により、新しい試みとして、他校へ出向いてカリキュラムや実習記録について学校間で語り合う機会もありました。教員たちの看護教育への熱心な思いを感じる1年でした。
  今年も1月には1年生の初めての病院実習、来月には2年生は領域別実習のスタートとなる精神看護学実習、3年生は国家試験とそれぞれ大きな出来事があります。そして、年明け早々の1月6日には、本校の入学試験があり、新しい出会いが待っています。一人ひとりが頑張って乗り越えられるよう、私たち教職員一同、精一杯応援していきたいと思います。

令和6年1月 公立西知多看護専門学校
校長 鰐部 貴久美

「実習での学び」
 今年も1月に3年生の体験レポート発表会が開催されました。この体験レポートは、実習の中で経験した心に残る出会いや人生観や死生観に影響を受けた出来事などを振り返り、今後専門職業人となっていく自分の成長につながるような気づきについてまとめたものです。そして発表会を通して、学生たちが互いに学びを深める機会となります。
 発表の中には、患者さんからの言葉をきっかけに「自己愛」について考え、人間は互いに愛を持って接することにより、関係が成り立っていること、患者さんと「人と人」として向き合い、「愛」をもって関わることが看護師として大切な力であると考えた学生がいました。また、がんと診断された方の前向きに生きようとする姿や言葉から、自分自身の「死生観」について考えた学生、高齢の方からの「年を取るのも、体が動かなくなるのも順番で、あなたも年を取るのだよ」という言葉から、自分の人生観について考えた学生がいました。
  実習では多くの方々との出会いがあり、学生はその時々で患者さんの言動の意味を考えたり、自分の関わりを振り返ったりすることで様々なことを学びます。このレポートをまとめるにあたり、もう一度心に残った場面を客観的に振り返ることで、新たに気付くことが成長につながると思います。特に今年は、患者さんからの言葉や姿から、自分自身の人生観や生き方などについて考えた発表が印象的でした。そして発表会に参加した学生たちにとっても、看護学生としての学びの共有だけではなく、それぞれが自分自身について考える機会となったと思います。20代前半の世代が人としての「愛」や「死生観」、「人生観」を考えるきっかけとなる看護学生の実習は、奥深いものであると感じました。
  実習において、看護学生を受け入れ、様々なことを学ぶ機会をくださった患者様に改めて感謝したいと思います。ありがとうございました。

令和6年2月 公立西知多看護専門学校
校長 鰐部 貴久美